毎年タケノコありがとう


スタッフのAっきーが
この時期になると
毎年もってきてくれる
採りたてタケノコ。


新鮮なタケノコは
エグみが少なくて柔らかい。

いろいろな料理に使えるけれど
やっぱり
一番人気はタケノコご飯でしょ!

皆さんと 初物を味わいました😊

しゃぼん玉が好きなのは
子供だけじゃ

ないよーーー(^^♪


天気の良い日に
空に飛んでいく しゃぼん玉を
眺めていると


歳を重ねることで感じる

寂しさや、心細さや
情けなさや、わびしさ

ネガティブな感情ぜ~んぶ
飛んで行ってしまえーーーッ

って思います。

でも実際…
そうは いかないから。

そんな感情は私たちが受け止めよう。

一瞬でも、心安らぐ時間を
私たちスタッフが作っていこう。

世代は ちがっても
価値観が ちがっても
共鳴できることは
きっと たくさんあるはず。


ーーー子供 叱るな 来た道じゃ
年寄り 笑うな 行く道じゃ
   来た道 行く道 ふたり旅
これから通る 今日の道
   通り直しの できぬ道ーーー



永六輔さんの著書 『大往生』
のなかにでてきた
こんな言葉を思い出した
春の日でした。

春日遅遅なぅ


中国最古の詩集であるといわれる
詩経
そのなかに出てくる
【春日遅遅】という言葉。
【しゅんじつちち】と読み
その意味は

ーー春の日が長く 暮れることが遅いこと。
春の日がのどかに うららかに
ゆっくりと過ぎてゆくさまーー

だそうです。

ガーデンコート船橋三山は
一難去り
今はまさに【春日遅遅】な日々を
過ごしております。

この先もずっと
この平和がつづきますように。


認知症とコロナ


暮らしていく上で
さまざまなことの認識が
難しくなるのが
認知症という病気。

認知症の高齢者が
コロナウィルスに罹患したら…

まずコロナウィルスという
病気について認識することが
難しい…わけで。

マスクをして過ごすよう
お願いしても
秒で外してしまうし
今はお部屋から出てきては
ならないのだとお伝えしても
何十回と出てくるわけで。

もうこれは、
介護スタッフなら分かりきっている。
その人が悪いとかでは
絶対なく、病気によって
そうなっていることも
分かっている。

だけど疲弊していく。


全国の介護施設
同じような状況が起こっている。

コロナを施設内に持ち込まぬよう
みんな意識して生活をしている。
でも…
ここまで蔓延したウィルスを
完全に封じる手立ては
あるのだろうか。

病院とちがって介護施設では
心身の自由を妨げるような
身体拘束は行いません。
……行ってはなりません。

咳やくしゃみをする
お客さまがマスクを外さぬよう
ミトン(指なし手袋)をするとか、
部屋から出ないよう
カギをかけるとか
絶対にしてはならないのです。

ではどうしたらいい…
入居者を守るには。
スタッフが自分の身体と
自分の家族を守るには。


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感染したお客さまが
部屋から出てくるとセンサーが鳴る。
スタッフは大急ぎで
ガウンを羽織りゴーグルをして
駆けつけ 部屋に戻ってもらう。
そのくり返しが
昼も夜も。

どちらにもストレスがかかる。

そんな中、
心配しているご家族さんが
すぐに届けてくれた
ラジカセやラジオ。
お部屋において退屈がしのげる
本当にありがたいアイテムでした。

スタッフは部屋に入ると
他愛もないおしゃべりをして
療養しているお客さまが寂しくないように
不安にならないように
その人に必要なケアを行っています。

これが続くわけではない。
またいつもの生活に
戻れることをくり返し伝え、
自分にも
そう言い聞かせる。

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療養を終えたスタッフが
戻ってきたら

『おかえり。大変だったね』
『ただいま。迷惑かけたね』

声をかけ合おう。
そうやってバトンをつないでいこう。

無事でよかった。

朝の6時すぎ。
会社の携帯が鳴った。

近隣の警察署からの電話。

警察官が口にしたのは
私の担当している
おばあちゃんの名前だった。

『帰れなくなったと言って
身柄を保護していますので
迎えに来てもらえますか?』と。

……あぁ、
久しぶりにやっちゃったか💧

おばあちゃんは一人暮らし。
子供はいない。
いるのは県外に住んでる
甥っ子、姪っ子だけ。

すぐに迎えに行きました。

警察署のソファで
小さく丸まっているおばあちゃん。
トントンと肩を叩くと
「あぁ、あんた来てくれたの…」

それだけ言って目を閉じた。
バツが悪そうに
寝たフリをしている。

引き渡しの手続きを済ませて
警察官に事情を聞くと
早朝、タクシーに乗ったけど
降りる時に300円しか持ってなかったので
通報があったそう。

そりゃそうだ(^^;)
おばあちゃんは
クレカもPayPayも使わない。
お金を持ってなきゃ通報だ。


おばあちゃんの手を引いて
警察官にお礼を言い
車に乗せる。
自分がどこに行こうとしてたのか
なんで警察署に来たのか
そこは…もう覚えてないけど、
迷惑かけたことは
なんとなく感じているみたい。
「どうもすみません…」と
小さく言った。

しょんぼりしているおばあちゃんを
ガーデンにお連れすると
『えっ、なんでこんな早く来た?』
事情を知らない夜勤者が
おどろいて出迎えてくれました。

かくかくしかじか…

『そ〜ゆ〜ことね』と言って
おばあちゃんの小さな
身体をそっと抱きしめた。

『お腹すいたでしょう!』
『今おにぎり作るね。
あ〜味噌汁まだ残ってたかな〜』と
慌ただしく台所に姿を消しました。


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もう、どこにも行っちゃだめだよ。

こんな温かい場所は
他にないんだから。

できたてアツアツ

 

 

 

小規模多機能、通いの皆さん。

ある日の午後。

天気もパッとしないし

おやつ 何か作ろっかーーと

スタッフが言い出した。

 

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甘い おやつもイイけど

たまには こんなの

どうでしょ?

 

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このお顔をみれば

美味しかったのは一目瞭然 👍

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ひとりのおばあちゃんが

ポロっと言った。

 

『これ、ワインあったら最高だな』

 

なんと!まぁ!