あの日の朝方。
部屋のなかで
尻もちでもついたのかなぁ…
物音には気づかなかった。
それほど大きな
衝撃ではなかったのかも…
その日から腰を痛がり
いつも歩いてるおばあちゃんが
動けなくなって病院へ。
『腰椎圧迫骨折』
入院、そして
予定よりもかなり早い退院。
その理由…
分かる人には分かること。
少し動けば、痛くて絶叫。
怒鳴り散らして
当たりまくって
介助に入るスタッフの
腕は 傷だらけ。
でも受けとめる。
それしか出来ない。
だって痛いんだもの…
冗談ばっかり言って
ニコニコしてたおばあちゃんに
笑顔なし。
痛くてご飯が喉を通らない。
好きなもの
買ってくるよ!
お嫁さんに聞いたら
アイスが大好きなんだって。
こんなに毎日
痛みに耐えてるんだから
ご褒美 ご褒美!
大丈夫、大丈夫。
少しづつ良くなるよ。
一緒にがんばろう。
とにかく栄養を摂ろう!
そして鎮痛剤を使いながら
痛みを抑える。
筋力を落とさないよう
寝たきりにしない。
まずは起きてる時間を増やす。
高齢者の圧迫骨折では
痛みのため安静が長引くと
筋力が落ち
骨折そのものの痛みが
良くなったとしても
筋力低下で歩けなくなるケースが
多いそう。
痛みのコントロールを
しながら『普通の生活』を
することが大事だと
相談を持ちかけた
リハビリの先生が教えてくれました。
本人が一番ツラい。
受けとめるスタッフも
なかなか…ツラい。
でも。ツラい日々は乗り越えた。
笑顔が出るようになってきた。
また歩いて散歩しようねって
スタッフが言うと
『そうだね〜』って笑う。
もうすぐ叶うよ(((^-^)))
一緒にがんばろう。