新たな出発

9月、ひとりの女性が
小規模多機能のご利用を
卒業されました🌸🌸

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生涯独身をつらぬき
働いて 働いて
親兄弟の面倒をみてきた女性は
弟さん夫婦と
甥っ子さん一家が住む大所帯で
共同生活をしていました。

三世代が共に暮らす。

生活リズムも、価値観も
まるで違うのですから
誰かが何かをガマンして
暮らしてきたのだと思います。
些細なトラブルは
避けようもありません。

包括から相談を受けたとき
まずは介護サービスに慣れ
いずれは施設入所につなげてほしい。
そう、引き継ぎました。



ご自身は認知症であることを
しっかりと理解している女性でした。

小規模多機能の利用を重ね
スタッフとの関係性が深まると
ご自身の病気のことや
この先の生活についての
不安な気持ちを
打ち明けてくれるようになりました。



女性と他愛もない話をしてる時、
老人ホームってどんなところ?
と聞かれました。
ご本人には
閉ざされたイメージがあったようです。
自由に買い物に出かけることも
出来ないのよね?と言いました。


そんなイメージを変えてほしくて
女性をある施設の
見学にお連れしました。

温かい雰囲気と出迎えに笑顔😊
部屋を見て
窓の外の景色を気に入り
ヘルパーさんに
道を教えてもらいながら
買い物に行くことも出来ると聞き
また笑顔がこぼれました。

そこからはトントン拍子。

認知症の進行により
ご自身では難しくなっていた
金銭管理も
成年後見制度を使って
公的なサポートが受けれるよう
支援しました。

小規模多機能、最後の利用日。
晴れ晴れとした表情で
皆さんに挨拶する女性の姿が
ありました。


『お世話になりました!』
『行ってきまーーす!』

施設に入居するお客さまを
こんなふうに明るく前向きに
送り出せるのは稀なこと。

なにより嬉しいのは
自分で決めて、
“一歩”を
踏み出せたことだと思います。



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10月
台風一過の秋晴れの日に
自宅から引っ越し。

女性が 新しい生活を
スタートさせるのは・・・

住宅型有料老人ホーム
【ガーデンコート鎌ヶ谷】です。


大切なお客さまを託したのは
信頼のおける大切な仲間。


わたしたちは少し離れたところから
女性の再出発を応援しています。