高齢者と浮腫

 

 

 

高齢者の足をよく見てみると…

浮腫んでる人が多いことに気づきます。

指で軽く触れるだけで

くっきり凹んで跡が残る。

 

浮腫みの原因は

いくつかありますが

そのひとつに心不全があります。

 

厳密にいうと「心不全」というのは

病名ではないのだそうです。

心臓に何らかの異常があり

心臓のポンプ機能が低下して

全身の臓器が必要とする血液を十分に

送り出せなくなった「状態」のことを

言うのだそう。

心不全の原因として最も多い

心筋梗塞や高血圧。

高齢になると多くの方がこのような

疾患を抱えて暮らしています。

 

そして…高齢になれば なるほど

お客さまの多くに

手足や顔面の浮腫みがみられたり、

倦怠感で 日中も眠そうな様子が

みられるのです。

 

1日に摂取している水分量は

適切なのかな?

浮腫みの部位や範囲が

拡大していないかな?

急激に体重が増えていないかな?

 

 

心不全を悪化させないためには

尿を出やすくするためのお薬、

利尿剤の調整が必要不可欠です。

 

でも利尿剤が効きすぎてしまうと…

必要以上に身体の水分が抜け、

脱水症状を引き起こす。

血圧低下や頻脈、唇のカサつきなど

脱水のサインは出ていないか

私たち介護スタッフは

注意深く観察しなければなりません。

 

早い段階で気づき

医療につなげることができれば

症状の悪化を回避し入院することなく

これまでの元気な生活を

取り戻してもらえることもあるから(^<^)

 

私たちがお客さまと過ごす時間の中で

ちゃんと気づくことができるように、

見逃すことがないように、

正しい知識と鋭い観察力をもった

介護スタッフが

ここでたくさん育てばいいなぁと

思いつつ。。。

 

高齢者の生活を

大きく変えてしまう可能性がある

さまざまな疾患について

自分自身も知識を深めなければ

いけないな…と思います (;^ω^)