変わっていくニーズに。

小規模多機能のご利用を
始められたばかりの
80歳台の男性。

普段の生活から
スマホやパソコンを
使いこなす その男性は
来園されるとすぐに
証券会社に電話するのだと言い
ご自身のスマホ
電話をはじめました。

電話がひと段落すると
スタッフに声をかけます。

「利用者が自由に使える
パソコンは置いてないの?
麻雀とか囲碁をやりたいな」

初日の利用時の様子を
スタッフから聞いて
これまでの画一的な対応では
この男性のニーズは
満たせないと感じました。

時代は変わっているんだと。

集団で行なう体操…
折り紙や脳トレ
歌やカラオケで
“楽しかった〜”と満足する世代では
なくなってきているのだと。

あと数年後には
団塊の世代後期高齢者
迎える2025年問題がやってきます。
労働人口の減少や
社会保障費の増大が
その主たる問題ですが、
高度経済成長を
けん引する役割を果たし
さまざまな局面で
社会変化の中心にあり続けた
この世代がどのようなことに
趣味趣向を感じ
介護サービスに何を求めるのか
ということを真剣に
考えなくてはならない時期に
来ていると感じています。

常にアンテナを張り
時代の変化に合わせて
しなやかに形を変えていける
事業者でありたいものです。