いい日、いい日。

 

 


11月11日は「介護の日」。

厚生労働省が国民に
「介護の啓発を
実施するための日」として
平成20年に決定したそうです。
たしかにこの時期になると
各地で介護のイベントなどが
行なわれていますよね。

そういうところで
新しい情報を得たり
知らないサービスを知ったり
似たような立場の人と交流することで
学ぶことは多いと思います。

でもそういうこととは無縁で
なんの情報も入らない、
閉鎖的な生活を送っている
高齢者もたくさんいるんでしょうね。

衛生的とは言い難い部屋で
温かい食べ物を口にすることなく
誰とも話すこともなく
一日を終える人が、きっといる。

この人の面倒は
自分がみるしかないんだ…
だけど…疲れたな。限界だな…って
人生を終わらせる方法について
考えている人が、きっといる。

人の世話になることは、
迷惑をかけること…だと思い込んで
一人きりで抱えてる人がきっと…
いるはずなんです。

声を上げることの出来ない高齢者の
心の扉を開けて
一筋の光を取り込むことが
できるのは誰なんだろう。

━━ この人、大丈夫なのかな。
なんか…心配だな ━━━

きっと誰かの気づきが扉を開ける
カギになる。
そして…そのカギを開けるのは
誰なんだろう。

その高齢者が買い物をする
コンビニの店員さんかもしれない。
新聞配達のお兄ちゃんかもしれない。
町会費の集金に訪問した
近所のおばさんかもしれない。

━━━  自分かもしれない。

大それたことは出来なくても
そういう気づきをもって
高齢者に目を向けることのできる人が
増えればいいな、と思う。

本当に必要とされている
人のもとに
温かい手が差し伸べられる
社会になればいいな、と思う。

介護の日を前にして
そんなことを考えてました。

それもまた。

いい日、いい日。

 

 

これまでのご愛読
ありがとうございました(๑′ᴗ‵๑)

今回をもちまして担当が代わります。


これからも「笑門来福日記」を
どうぞよろしくお願いしま~す!